金メダル候補のスペイン代表は強かった【U-24日本代表価値あるドロー】

日本代表

7月17日はU-24日本代表とU-24スペイン代表の国際親善試合がノエビアスタジアム神戸で行われました。

オリンピック前の最後の試合は強豪スペインが相手でした。

結果は1-1のドローに終わっています。

スペインは今回の東京オリンピックの予選を兼ねた2019年のU-21欧州選手権でドイツを破り優勝しています。

そのため金メダル候補の1番手です。

オーバーエイジを加えた初の実戦でも連携の意思疎通ができており終始スペインがボールを保持していました。

それでも日本は最後のところでやらせずによく守り切ったと思います。

本戦でも準決勝で当たる可能性はあるのでいいシュミレーションができたのではないでしょうか。

まずは試合を振り返ります。

日本のスターティングイレブンです。

GK12 谷晃生
DF2 酒井宏樹
DF4 板倉滉
DF5 吉田麻也
DF13 旗手怜央
DF14 冨安健洋
MF6 遠藤航
MF7 久保建英
MF10 堂安律
MF16 相馬勇紀
FW19 林大地

GKとDFラインの5枚はこれがレギュラーでしょう。

ボランチは板倉か田中碧、左SHは相馬か三笘薫、FWは林か上田綺世と入れ替わる可能性はありますが本番に近いメンバー編成でした。

試合はスペインが圧倒的に試合をし進めていきます。

しかし両チームともにゴール前でのシュートがなかなか打てません。

その中で15分に先にスペインがチャンスを作ります。

アセンシオの右から中央への横パスに9番ラファミルがボレーシュートを打ちますが谷がセーブします。

さらに16分には華麗なパス回しから10番セバージョスにシュートまで持ち込まれますがサイドネットで難を逃れました。

31分に飲水タイムに入るまではほぼスペインの時間帯です。

しかしこのブレイクタイムで少し流れが変わります。

40分にようやく遠藤からの縦パスから林がDFを背負いながらも突破し左足でシュートを打ちます。

シュートはバーを越えますが林の持ち味が出たいいプレーでした。

そして42分についに日本が先制します。

左サイドを久保がテクニックで突破し中へのクロスに堂安が左足で巻いてダイレクトで決めます。

堂安はU-24日本代表で4試合連続ゴールです。

ここしかないというような場所にきっちり蹴り込んできました。

前半はスペインのパス回しに圧倒されましたが守備陣がよくこらえて1-0とリードして折り返します。

後半開始から谷、酒井、吉田、冨安、遠藤、堂安、林から大迫敬介、橋岡大樹、町田浩樹、瀬古歩夢、三好康児、田中碧、前田大然と7人を一気に交代します。

メンバーを大きく変えテストマッチの要素が強くなりました。

後半もスペインペースです。

59分に左サイドを崩されて最後はブライアン ヒルが至近距離でシュートも大迫が止めます。

その後もスペインが押し込むシーンがありましたが大迫は集中していました。

直前で谷に正GKの座を奪われる形になっていますがしっかり準備をしている証を見せることができました。

67分に久保に代えて上田綺世を投入です。

上田は6月23日のリーグ第19節大分トリニータ戦前の練習中に肉離れをしています。

その時には全治4~5週間という報道でしたので無理をしないでほしかったです。

相手も68分にペドリを途中出場させます。

バルセロナ所属の18歳で既にフル代表でも主力です。

EUROでも全試合にスタメン出場でベストイレブンと最優秀若手選手賞をダブル受賞しています。

今度世界的なスーパースターになりそうな逸材です。

そのペドリの投入後さらにスイッチが入ります。

70分に縦パス2本で11番オヤルサバルがシュートまで持ち込みます。

サイドネットで助かりますがパスの精度は凄かったです。

ただスペインの圧力が増し日本は耐えきることができません。

77分に左サイドでぺドリのパスからクロスを上げ中で17番のプアドがダイレクトでシュートをします。

これが少しソレールに当たりコースが変わって右ポストに当たりゴールに入ってしまいました。

80分に相馬に代えて中山雄太を投入です。

84分に後半最大のビックチャンスがやってきます。

三好のスルーパスに上田が抜け出してシュートもGKが素早く前に出てきたため阻まれます。

日本は最後の攻撃でアディショナルタイムの93分にゴール左の絶好の位置でFKを得ます。

これを田中が低めのキックで直接狙いますがGKの好セーブに遭い試合終了です。

1-1でしたが内容的には終始スペインでした。

それでも日本は親善試合ということで後半は大幅なメンバーをしています。

様々なことを考慮しても本番ではいい勝負ができるところまで来ています。

このチームは3月29日にU-24アルゼンチン代表に3-0で勝利をしており強豪相手に結果を出しています。

そのため軌道に乗れればメダル獲得は十分射程圏内です。

こういった大きな大会は80%くらいは初戦にかかっています。

日本は7月22日にU-24南アフリカと対戦です。

グループステージで当たる国はどこも強敵ですが南アフリカが最も力は落ちると思います。

ドローではいい組み合わせに恵まれませんでしたが対戦順は悪くありません。

うまく初戦を乗り切って波に乗ってほしいです。

またこの世代のエースは上田綺世です。

世代別代表ではチーム立ち上げからここまで通算17得点と最も点を取っています。

今回の背番号は鹿島と同じ18なのでぜひオリンピックで18得点目を決め日本の勝利に貢献してほしいと思います。

大一番はもう目の前まで来ています。

せっかくの日本開催なのに無観客で声援が送れないのがもどかしいですがTVの前で応援しています。

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