どこまで相馬アントラーズの快進撃は続くのか【過去の新監督の不敗記録は】

鹿島アントラーズ

今シーズン鹿島アントラーズはザーゴ前監督の成績不振により相馬直樹監督に交代しております。

いくらコーチからの昇格とは言え、シーズン途中での急遽監督就任は色々難しいことがあったでしょう。

しかしながらここまで公式戦10試合負けなしとV字回復に成功しました。

まずは試合結果を確認していきます。

4月17日第10節 徳島ヴォルティス ○1-0
4月20日ルヴァン杯第3節 コンサドーレ札幌 ○3-0
4月24日第11節 ヴィッセル神戸 △1-1
4月28日ルヴァン杯第4節 サガン鳥栖 △2-2
5月1日第12節 横浜FC ○3-0
5月5日ルヴァン杯第5節 アビスパ福岡 △1-1
5月9日第13節 FC東京 ○3-0
5月12日第21節 名古屋グランパス ○2-0
5月15日第14節 横浜F・マリノス ○5-3
5月19日ルヴァン杯第6節 コンサドーレ札幌 △0-0

相馬監督が誕生したのが4月14日です。

そして3日後には初戦となる徳島ヴォルティス戦が行われました。

ほぼ準備などできなかったはずですが守備に重心を置いた手堅い試合で結果を出します。

10試合中6試合を完封しておりDF出身監督として守備の重要性を理解されているのでしょう。

ただ全ての試合がうまくいっていたわけではありません。

序盤の数試合はなかなか内容は伴いませんでしが結果が出たことで余裕が生まれたのでしょうか。

徐々に内容が良くなりリーグ戦のFC東京、名古屋グランパスには完勝します。

また好調同士の対決であった横浜F・マリノスにも撃ち合いを制しまだまだ勢いが衰える気配はありません。

主にカップ戦で主力を温存しリーグ戦にベストを尽くす采配でうまく軌道に乗りました。

リーグ戦はすでに4敗しており首位川崎フロンターレとの勝ち点差を考えるとこれ以上負けられません。

ここまで1ヵ月以上負けておらず嬉しい日々です。

少しでもこの状態を長続きさせ勝ち点を重ねていきたいです。

今回の相馬監督は鹿島史上12人目の監督になります。(代行は除く)

このように相馬監督はスタートダッシュに成功しましたが過去の11人の監督はどうだったのでしょうか。

監督就任からの公式戦成績を振り返っていきます。

まず初戦を残念ながら黒星発進となった監督は4人でした。

エドゥ(1994年)
7月27日ナビスコ杯1回戦 浦和レッズ ●1-2

オズワルド・オリヴェイラ(2007年)
3月3日第1節 川崎フロンターレ ●0-1

ジョルジーニョ(2012年)
3月10日第1節 ベガルタ仙台 ●0-1

ザーゴ(2020年)
2月1日ACLプレーオフ メルボルン・ビクトリー ●0-1

4人ともスコア上は接戦を落としておりそこまで悲観するスタートではありませんでした。

しかし初戦を負けたことで全員が泥沼にハマっています。

エドゥは公式戦5連敗(PK戦含む)、オズワルド・オリヴェイラ、ジョルジーニョはリーグ戦5試合勝ちなし、そしてザーゴも公式戦6連敗と苦戦しました。

どうにか立て直したのがオリヴェイラただ一人であり最初が肝心であることがわかります。

そして白星発進となった7人の成績です。

宮本征勝(1992年)
9月5日ナビスコ杯第1節 横浜フリューゲルス ◯4-2
9月9日ナビスコ杯第2節 ヴェルディ川崎 ◯4-3

ジョアン・カルロス(1996年)
3月16日第1節 清水エスパルス ○4-1
3月20日第2節 サンフレッチェ広島 ○2-1
3月23日第3節 京都パープルサンガ ○5-1

ゼ・マリオ(1998年)
8月22日2nd第1節 ジェフユナイテッド市原戦 ◯3-1

トニーニョ・セレーゾ(2000年)
3月11日1st第1節 名古屋グランパスエイト ◯1-0
3月18日1st第2節 川崎フロンターレ ◯1-0
3月25日1st第3節 アビスパ福岡 ◯1-0

パウロ・アウトゥオリ(2006年)
3月5日第1節 サンフレッチェ広島 ◯4-3

トニーニョ・セレーゾ(2013年)※2度目の就任
3月2日第1節 サガン鳥栖 △1-1
3月9日第2節 ベガルタ仙台 ◯3-2
3月17日第3節 サンフレッチェ広島 △0-0

石井正忠(2015年)
7月25日2nd第4節 FC東京 ◯2-1
7月29日2nd第5節 サガン鳥栖 ◯3-0
8月12日2nd第6節 サンフレッチェ広島 ◯1-0
8月16日2nd第7節 ベガルタ仙台 ◯3-2
8月22日2nd第8節 モンテディオ山形 ◯3-0
8月29日2nd第9節 川崎フロンターレ ◯3-1
9月2日ナビスコ杯準々決勝第1戦 FC東京 △2-2
9月6日ナビスコ杯準々決勝第2戦 FC東京 ◯3-0
9月9日天皇杯2回戦 FC琉球 ◯3-1

大岩剛(2017年)
6月4日第14節 サンフレッチェ広島 ◯3-1
6月17日第15節 コンサドーレ札幌 ◯3-0
6月21日天皇杯2回戦 FCマルヤス岡崎 ◯5-0
6月25日第16節 アルビレックス新潟 ◯2-0
7月2日第17節 柏レイソル ◯3-2
7月5日第13節 ガンバ大阪 ◯1-0
7月8日第18節 FC東京 △2-2
7月12日天皇杯3回戦 モンテディオ山形 ◯5-0
7月29日第19節 ヴァンフォーレ甲府 ◯3-0
8月5日第20節 ベガルタ仙台 ◯2-0
8月9日第21節 ヴィッセル神戸 ◯2-1

連勝スタートが多くやはり初戦の大事さがわかります。

そして注目すべきはシーズン途中に監督になった2人の日本人監督です。

石井正忠は公式戦9試合、大岩剛は11試合負けなしといずれも好成績でスタートしています。

相馬監督を合わせると3人連続で監督交代が吉と出ています。

今回の相馬監督と同じくコーチから昇格したためチーム事情を理解されていることが大きな要因と思われます。

相馬監督は次節のサガン鳥栖戦で負けなければ大岩剛に並びます。

そして5月26日のセレッソ大阪戦が新記録のかかる大一番です。

この快進撃はまだまだ終わってほしくありません。

ちなみに鹿島アントラーズのリーグ戦連続無敗記録は17試合です。(2009年第3節から第19節)

ぜひこの記録を超えるよう一戦必勝で目の前の試合に集中してほしいと思います。

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