7月30日にブエノの背番号が15になったことが発表されました。
7月1日にアトレチコ・ミネイロからの復帰と7月23日に入国したことが発表されていました。
しかし背番号の発表がなかったため再度移籍があるのではないかと思っていました。
安西幸輝は7月19日に加入と同時に背番号が発表されています。
ここまで時間がかかっていますので再度移籍を模索していたのではないかと疑ってしまいます。
しかし今季のセンターバックは戦力的にも枚数的にも手薄でありブエノの加入は心強いです。
外国人枠の問題されクリアできればレギュラーを奪うチャンスは大いにあります。
まだシーズンは半分ほど残っています。
ブエノの潜在能力は誰もが認めるものですので思う存分発揮してもらいたいです。
さて今回ブエノの背番号が15になりましたが1997年の背番号固定制以降毎年のように背負っている選手がいます。
空き番号になることが少ない番号ですが定着しているとも言い難い番号です。
まずはこれまでの選手とリーグ戦の成績を振り返りたいと思います。
1997年〜1999年
室井市衛 29試合1得点
最初の15番は室井市衛でした。
リーグ戦ではそれほど多く出場していません。
どちらかというとバックアッパーとしての存在感が強かったです。
しかし1998年のジュビロ磐田とのチャンピオンシップ第1戦のVゴールなど記憶に残る得点もしています。
2000年に出場機会を求めて浦和レッズに移籍しています。
2000年〜2003年
金古聖司 23試合1得点
超高校級のCBとして鳴り物入りで加入します。
しかしルーキーイヤーの1999年に全治1年の大怪我を負い選手人生が大きく狂います。
2004年からは秋田豊の後継者として背番号3に昇格しますがなかなか結果が出せませんでした。
2004年〜2005年
岩政大樹 49試合8得点
鹿島の背番号3のレジェンドも加入時は15番でした。
ルーキーイヤーからレギュラーポジションを掴み実績を積み重ねていきます。
2年目からは不動のレギュラーとなり3年目の2006年から3番として活躍します。
2007年〜2012年
青木剛 171試合2得点
これまではCBの選手が背負っていましたが2007年からはボランチの青木です。
そして15番として最も活躍しています。
青木自身も15番のこの時期が1番選手として脂が乗った時期であり活躍していました。
後に5番になり登録もDFになりますが15番の印象が強いです。
2013年〜2014年
昌子源 38試合2得点
昌子は加入2年間が23番で2年間が15番です。
その後3番に昇格するわけですが実績を出したのは15番の時です。
2014年に初めてレギュラーになりリーグ戦で34試合全試合出場を果たします。
2014年のヴァンフォーレ甲府との開幕戦では初ゴールも決めておりこの時代が懐かしいです。
2015年〜2016年
高崎寛之 13試合0得点
これまで青木を含めディフェンシブな選手がずっと15番を背負っていました。
それが初めてセンターフォワードの選手が15番になります。
J2ではある程度実績があった選手ですが鹿島では0得点と全く振るいませんでした。
2015年はシーズン途中にモンテディオ山形、2016年も松本山雅FCにレンタル移籍しそのまま完全移籍となりました。
2017年〜2018年
三竿雄斗 3試合0得点
三竿健斗の兄として湘南ベルマーレから移籍してきます。
いきなり2017年のFC東京との開幕戦で途中出場しいいスタートを切れたかと思いました。
しかしその試合で決勝点となるオウンゴールを献上し何かが狂い出します。
所属2年間はほぼ怪我で稼働できず大分トリニータに移籍しました。
2019年〜2020年
伊藤翔 38試合8得点
グルノーブルから清水エスパルス、横浜F・マリノスを経由して加入します。
それほど得点を量産するタイプではないためどうなのか不安はありました。
しかし加入直後の2ヵ月間はリーグ、ACLで得点を量産しFWの軸になります。
一気にサポーターの心を掴みました。
ただその後は得点がぱったり止まり2021年に横浜FCに移籍しています。
こうして見ると15番はいくつかの特徴があります。
まずDFの選手の方が成功しています。
そしてその選手は15番で実績を積みレギュラー番号に昇格しています。
そのため出世番号と言えます。
ブエノにはいい番号ではないでしょうか。
15番はこれまでは全員日本人が付けており外国人は初です。
ブエノは毎年のように所属クラブが変わっており1年を通してレギュラーとして活躍したことがありません。
唯一2019年の大岩体制で8月以降5ヵ月間レギュラーになっています。
まずはあの時のイメージでCBのレギュラーを確約するようなプレーをしてもらいたいです。
そして来年以降更なるステップアップのためにも残りの期間で15番を自分のものにしてほしいです。
コメント