1月25日に鹿島アントラーズと大和証券株式会社がクラブオフィシャルパートナー契約を締結したことが発表されました。
現在鹿島の小泉文明代表取締役が新卒で大和証券株式会社に入社され3年8ヵ月ほど勤めていましたのでその繋がりがあったと思います。
このご時世に新スポンサーが決まるあたりは小泉社長の手腕が大きいでしょう。
2019年8月30日に親会社がメルカリになり鹿島アントラーズがさらにより良いものになりつつあります。
このまま企業としても成長を続けてほしいですね。
そしてグループ会社である株式会社CONNECTのロゴがユニフォームパンツ後部に掲出されることも同時に発表されました。
翌日の1月26日に行われたユニフォームセッションでお披露目されましたが左後部のマークはかっこよかったです。
モデルが上田綺世と荒木遼太郎だったことも印象をよくした要因だった気もします。
ただ昨年2020年までは左前面にアイフルホームのマークが付いていましたが消えていました。
何か理由がありそうなので調べていたところJリーグ規約・規程集2021のユニフォーム要綱に興味深い事項が見つかりました。
第10条に広告表示について記載がありました。
(2)前項に基づく広告は、第4項の定めに従い、シャツに6か所まで、ショーツに1か所のみ表示することができる。ただし、1か所につき1社に限るものとする。
このように条文にしっかりと書いてありました。
パンツは1か所で1社という厳格な決まりがあったんですね。
今年からCONNECTのロゴを入れるためアイフルホームは無くなってしまったようです。
それなら後部ではなく前部に入れればいいような気もしますが何か戦略があるのでしょう。
また規約・規程集を読み込んでいると色々な発見があります。
いくつか面白いものを見つけたので紹介します。
まず第6条の選手番号についてです。
(1)②選手番号の表示場所およびサイズは、次のとおりとする
イ.シャツ
(a)場所:前面1か所(任意)
ユニフォームの前面の番号は任意なんです。
そのため今の鹿島のユニフォームには後部にしか背番号は付いていません。
2018年までは同じ第6条は以下のように書かれています。
(2) ② 選手番号の表示場所およびサイズは、次のとおりとする
イ. シャツ(必須)
・場 所:前面1か所
2018年までは必須で2019年から任意に変わっています。
確かにアントラーズもこの規約の変更に伴い2019年から前面の番号は無くなっています。
個人的には前に番号が付いていた方が見栄えがよく好きでした。
どうしてこのような変更があったのか定かではありませんが任意なのでいつかはまた前面に番号をつけてほしいです。
そして第8条の指定マーク等にリーグ優勝チームのマーキングについて記載がありました。
(2)J1リーグ年間優勝チームは、優勝の翌シーズンの間は、前項の指定するマークに代えて、Jリーグ指定の「J1リーグチャンピオンマーク」をつけなければならない。
現在Jリーグでは優勝クラブは翌シーズンに金色のJマークが付いています。
つまりこれは必須だったようです。
Jリーグでは2009年度のユニフォームから金バッチが付くようになっています。
2008年のリーグ優勝は鹿島アントラーズでしたので鹿島が初めて金色のJマークを付けました。
来年はこのマークが付いたユニフォームを着たいですね。
最後に第11条の選手名の表示に新たな文言が加わっています。
(1)省略
ただし、Jリーグの指定するフォントおよび色を使用しなければならない。
これは2020年9月15日にJリーグからデンマークのデザイン会社「Kontrapunkt(コントラプンクト)」のフォントに全チーム統一すると発表されていました。
今年からの変更であり慣れ親しんでいないこともありますが背番号は浮いてしまっているように見えます。
また番号の下部がアントラーズのマークからJリーグのマークに変わってしまったことも残念です。
もう少し来年は改善されおしゃれなユニフォームになるといいです。
このようにユニフォームには厳格な決まりごとがかなりあります。
規約を読んでみたら勉強になりました。
2010年以降は鹿島アントラーズは毎年ユニフォームのデザインが変わっています。
やはり優勝した年のユニフォームはよく見えるものです。
今年はクラブ創立30周年を記念し10年ぶりにクラブカラーのオールレッドとなっています。
このユニフォームが今後も語り継がれるようによい成績を期待してしまいます。
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