3月2日はルヴァンカップ第2節セレッソ大阪戦がカシマサッカースタジアムで行われました。
鹿島アントラーズは第1節大分トリニータ戦が延期になっていましたのでこれがルヴァン杯の開幕戦です。
結果は0−1で敗戦となっています。
1点を奪われた後、押し気味の時間帯もありましたが全体的にいいところはほとんどありませんでした。
今後が心配になる敗戦です。
まずは試合を振り返ります。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK31 沖悠哉
DF22 広瀬陸斗
DF6 三竿健斗
DF20 キムミンテ
DF2 安西幸輝
MF35 中村亮太朗
MF21 ディエゴピトゥカ
MF7 ファンアラーノ
MF8 土居聖真
FW9 エヴェラウド
FW19 染野唯月
スタメンはリーグ戦の川崎フロンターレ戦から7人を入れ替えてきました。
それでも守備陣はあまり変更をしてきませんでした。
ルヴァン杯では初めに結果を出して消化試合で若手を試していく考えだったのかもしれません。
試合はお互い前に出て仕掛け合う展開になります。
その中でセレッソが1分、6分と高校2年生の北野颯太にビッグチャンスを作られます。
これを沖のスーパーセーブで凌ぎますが、落ち着く前に失点をしてしまいました。
12分に左サイドから山中亮輔のクロスにその北野颯太がうまくボールを収めます。
そして反転すると強烈なシュートを打たれ先制を許します。
17歳であり2月25日にプロ契約をしたばかりの新鋭です。
手痛い一髪を食らってしまいました。
さらに危ないシーンは続きます。
31分には北野のスルーパスに抜け出した上門知樹のシュートはバーに助けられます。
鹿島も35分にアラーノの横パスからエヴェラウドがドリブルから左足でシュートもGKにキャッチされます。
しかし前半の見せ場はこのくらいしかありませんでした。
どうにか1失点で収まってよかった内容です。
後半は立ち上がりからボールを保持し攻撃に転じます。
49分にアラーノのクロスを頭で繋ぎ、最後はピトゥカがダイレクトシュートも枠に飛びません。
そして早めに交代カードを切ってきます。
53分にアラーノ、染野から和泉竜司、仲間隼斗に交代です。
61分には土居、エヴェラウドに代えて荒木遼太郎、上田綺世を投入します。
すると早速、62分に広瀬のクロスに上田がヘディングシュートを打ちますが左に外れてしまいます。
68分には荒木の左足のスルーパスに上田が粘って左足のシュートも枠の左です。
最後の交代は72分に中村から舩橋佑です。
荒木と上田が投入されてからは攻撃の形ができてきて得点の入る雰囲気はありました。
しかし徐々にセレッソに対応されてしまい時間だけが過ぎていき試合終了です。
結果0−1とカップ戦初戦は黒星スタートとなりました。
この試合を見ていくつかの問題点がありました。
まずは守備陣の層の薄さです。
これは改めて語ることではないかもしれません。
ただ右の広瀬を含めほぼリーグ戦と同じメンバーでした。
それでいて相変わらずの不安定さです。
複数失点でもおかしくない試合でした。
ブエノや林尚輝は構想外なのでしょうか。
左SBは安西に何かあった時にどうするつもりなのでしょうか。
また試合中のピトゥカのイライラも気になります。
昨年からビハインドの試合ではずっとカリカリしています。
この試合でも相手にタックルにいきイエローカードをもらいました。
もう少し冷静にプレーしてもらいたいです。
これで公式戦3試合連続の失点になりました。
いくら攻撃陣が豪華でもあっさりと失点するようでは試合を難しくしてしまいます。
鹿島は歴代でも守備が良い時に黄金時代となっています。
まずは守備を立て直しゲームを安定させたいです。
そうすれば自ずと攻撃陣は爆発すると思います。
次節のリーグ戦の柏レイソルは攻撃を売りとするチームです。
なおさら守備が重要になる試合です。
きっちり完封勝利で今季公式戦ホーム初勝利をしてもらいたいと思います。
【現行のルヴァン杯(ナビスコ杯)の開幕戦の結果とGS突破の可否】
過去グループステージは9回出場し開幕戦は3勝1分5敗です。
勝利3試合 突破3回
引き分け1試合 敗退1回
敗戦5試合 突破2回、敗退3回
2022年は黒星スタートとなりましたがどうなるでしょうか。

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