エレケが戦力になった時、タイトル獲得は近づく

鹿島アントラーズ

3月5日はエレケの誕生日です。

1996年生まれですので今年で27歳になります。

今回はそんなエレケの紹介です。

エレケはナイジェリアのラゴス出身です。

ラゴスの人口の推計は1,000万前後と言われ、アフリカ最大級のメガシティです。

アフリカ全体でもカイロに次ぐ第2位と推計されています。

そこで3人の兄弟と4人の姉妹の大家族の中で育ちました。

家庭は決して裕福ではなかったようですが、学校に通いながら国内のフライング・スポーツ・アカデミーでサッカーを始めます。

今ではその感謝から自分の給料をできるだけ多く家族に仕送りしているとのことです。

そして18歳の時に国外のトライアルも受験し、スロベニア1部のNDゴリツァに入団することになります。

高校卒業後にいきなりヨーロッパに渡ったわけです。

ゴリツァでルーキーイヤーから出場機会を得ると37試合15得点と結果を出します。

その後同じスロベニア1部の強豪オリンピア・リュブリャナにステップアップするとイスラエル、スイス、ベルギー、トルコと様々な国でプレーすることになります。

その中でキャリアハイの成績を出したのが2018年から2020年に所属していたトルコのFCルツェルン時代です。

2018−2019シーズンに13得点4アシストで得点ランキング7位タイとなります。

チームは5位でしたがリーグを代表するFWとなりました。

そしてその時に運命の出会いを果たしています。

それが当時のルツェルン監督のレネ・ヴァイラーだったのです。

スイス人のレネ・ヴァイラーは2022年に鹿島アントラーズのクラブ創設以来初の欧州国籍監督として迎え入れられます。

鹿島が大改革に乗り出した歴史的な監督です。

手堅い守備でボールポゼションには拘らず、縦に速いサッカーを掲げます。

序盤戦には5連勝を記録し首位を走る時期もありました。

そのヴァイラー監督が夏のマーケットでエレケを希望し獲得します。

鹿島にはこれまで外国籍選手は64人所属してきました。

ブラジル人選手58人、韓国人選手6人となっており65人目にして初のアフリカ人選手の加入となります。

しかしエレケの来日前にヴァイラー監督は退任されるという事態が起こります。

本人にどうするか意思の確認を行なったようですが鹿島の力になりたいと加入してくれました。

上田綺世のベルギー移籍によりFWの獲得は急務となり来日してくれます。

残念ながら鹿島入団後は活躍ができていません。

昨季はリーグ戦で4試合(141分出場)1得点という助っ人としては物足りない成績でした。

ただ身長190㎝、体重88kgと規格外のサイズを誇ります。

また長い足と大きなストライドで懐の深いドリブルが特徴であり、またぎフェイントと緩急でサイドを突破できる力があります。

そろそろ日本にも慣れてきた頃でしょう。

エレケの能力を存分に発揮できればJリーグでは無双できると思います。

現在の3トップは鈴木優磨、知念慶、藤井智也と好調です。

ただこの3人だけでは長いシーズンを乗り切ることはできません。

必ずエレケの力が必要になる時が来ます。

その時にチームの戦力となってほしいです。

そしてタイトル獲得へ導くプレーを見せてほしいと思います。

にほんブログ村 サッカーブログ 鹿島アントラーズへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました