永木亮太ほどの選手を次はいつ獲得できるのか

鹿島アントラーズ

12月22日に永木亮太の湘南ベルマーレへの完全移籍が正式に発表されました。

湘南には7季ぶりの復帰になります。

かつての恩師である曺貴裁が現在監督を務める京都サンガF.C.からもオファーがあったようですが湘南を選びました。

来季は同ポジションのレオ シルバも名古屋グランパスへの移籍が決まっています。

以前は鹿島でベンチでもタイトル獲得に向けて頑張ってくれる選手が多くいましたが、今は出場機会を求めて他のクラブを選んでしまいます。

簡単に良い選手を獲得できないので来季は舩橋佑が覚醒しないとボランチ事情は厳しそうです。

永木は神奈川出身ということもあり川崎フロンターレU-15、U-18と川崎の下部組織出身です。

トップ昇格を目指していましたが上がることができず中央大学に進学します。

大学時代もプロが注目するような有名選手ではありませんでしたが、地道な努力が評価され大学4年生の2010年7月8日にJ1湘南ベルマーレに特別指定選手として登録されます。

当時の湘南は反町康治が監督であり気に入られた形での入団です。

それでもすぐにレギュラーとして活躍しリーグ戦に11試合(9試合スタメン)も出場しており特別指定選手のJ1歴代最多出場記録になっています。

そして2011年に正式に湘南に加入し2015年までの5年間で絶対的な選手へと成長します。

2013年からはキャプテンを務めJ1、J2を合わせて162試合の出場となりました。

また強烈な直接FKも注目され始めた頃であり日本代表入りも視野に入ってきます。

そして2016年に鹿島アントラーズに移籍してきます。

ただその頃の鹿島には柴崎岳、小笠原満男と日本を代表するボランチがレギュラーであり永木と言えども出番はなかなかありません。

翌年には柴崎は海外移籍をするも今度はレオ シルバが加入したため出番は増えません。

さらに2019年には小笠原が引退も三竿健斗が台頭と苦しい立場はずっと変わりませんでした。

そのため本職でない右サイドバックで起用されたり、試合途中に守備の薄くなったポジションに埋め合わせたりと困った時に永木を使うようになりました。

チームとしてはいいのですが本人は本職のボランチで出場したかったでしょう。

また今年は相馬監督になりベンチ外も増え今までで一番苦しかったはずです。

それでも腐らず出場した際はチームのために走り回りプレーしてくれました。

永木のように戦える選手はなかなかいません。

次にこのような選手はいつ現れるかわかりません。

移籍で加入した選手でしたが鹿島らしさを体現できる選手でした。

クラブとしてはこの移籍は大きな代償を負うはずです。

ただ出場機会を求める選手の気持ちを押さえ込むこともできません。

まだ永木は来季で34歳なので老け込む年ではなくまだまだやれるはずです。

湘南でかつての輝きを取り戻して欲しいと思います。

ずっと応援しています。

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