鹿島アントラーズの2022年J1リーグの成績は勝ち点52(13勝13分8敗)の4位でした。
スタートダッシュに成功し首位になる時期もありました。
しかし夏場以降勝ちきれなくなり優勝争いから脱落します。
どうにか前半戦の貯金で4位をキープできた印象です。
今回はリーグ優勝をするためにはどのように勝ち点を取っていったらいいかを考察したいと思います。
まずは鹿島の昨季の対戦成績を振り返ります。(左が前半戦、右が後半戦)
1 横浜F・マリノス ●●
2 川崎フロンターレ ●●
3 サンフレッチェ広島 ●●
4 鹿島アントラーズ
5 セレッソ大阪 ○△
6 FC東京 ●●
7 柏レイソル ○○
8 名古屋グランパス △△
9 浦和レッズ △△
10 北海道コンサドーレ札幌 ○△
11 サガン鳥栖 △△
12 湘南ベルマーレ ○△
13 ヴィッセル神戸 ○△
14 アビスパ福岡 ○○
15 ガンバ大阪 ○△
16 京都サンガF.C. ○△
______________________
17 清水エスパルス ○○
18 ジュビロ磐田 ○△
やはり目に付くのは上位陣との対戦成績の悪さです。
1位、2位、3位、6位のクラブに2敗と優勝を争う相手に勝ち点6をプレゼントしています。
今季はこれは絶対に避けなければなりません。
せめて1勝1敗か2分にしたいです。
ただ年間8敗というのは優勝したマリノスに次ぎ、2位の川崎と同じ少なさでした。
負けませんでしたが勝てなかったため勝ち点が伸び悩みました。
リーグ優勝をするための勝ち点の目安は1試合平均2と言われています。
実際優勝したマリノスはちょうど勝ち点68(20勝8分6敗)でした。
ここでマリノスはどのように勝ち点を稼いだか対戦成績を見てみます。(左が前半戦、右が後半戦)
1 横浜F・マリノス
2 川崎フロンターレ ○●
3 サンフレッチェ広島 ●○
4 鹿島アントラーズ ○○
5 セレッソ大阪 △△
6 FC東京 ○△
7 柏レイソル ●○
8 名古屋グランパス ○○
9 浦和レッズ △○
10 北海道コンサドーレ札幌 △△
11 サガン鳥栖 △△
12 湘南ベルマーレ ○○
13 ヴィッセル神戸 ○○
14 アビスパ福岡 ●○
15 ガンバ大阪 ○●
16 京都サンガF.C. ○○
______________________
17 清水エスパルス ○○
18 ジュビロ磐田 ○●
どのクラブにも負け越しがありません。
上位陣との対戦も五分五分で乗り切っています。
しかし福岡やガンバ、またJ2に降格した磐田にも負けてはいます。
ここは中位以下に1度も負けていない鹿島との違いです。
下位に取りこぼして優勝できるのは、上位のライバルクラブに負け越さないことの重要性を物語っています。
マリノスはこのオフにリーグMVPの岩田智輝がセルティックFC、チームトップスコアラーのレオ・セアラがセレッソ大阪に移籍をしました。
ただ目立った補強はしていません。
元々選手層は厚かったですが昨季よりはダウンしたと言えるでしょう。
そのため今季は勝ち点68あるいは少し下回るくらいが優勝ラインになってくると思います。
鹿島としてはダブルを食らった4チームを五分五分で乗り切りたいです。
仮に2チームを1勝1敗、2チームを2分にすれば勝ち点8上乗せできます。
そしてその分ライバルの勝ち点を減らすことができます。
また中位以下に多かった引き分けも4試合を勝ち試合にできればさらに勝ち点8の上乗せです。
そうすれば勝ち点68になり優勝の現実味を帯びてきます。
このようにうまくいくかはわかりませんが可能性がない数字ではありません。
今季の鹿島の戦力からすれば十分射程圏内です。
1試合1試合を大事に戦ってほしいです。
そうすればきっと7年ぶりのリーグ優勝はできると信じています。

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