2023年のJリーグが開幕しました。
今年はJリーグ30周年のメモリアルイヤーです。
鹿島アントラーズはアウェイでの開幕戦で京都サンガF.C.相手に2−0の勝利を挙げることができました。
開幕前は不安の声も少なくありませんでしたがそれを一掃する快勝だったと思います。
まずは一安心です。
これからも気を引き締めて一戦必勝で臨んでほしいと思います。
振り返れば2022年の鹿島アントラーズのリーグ戦成績は勝ち点52(13勝13分8敗)の4位でした。
優勝した横浜F・マリノスは勝ち点68であり16の差が付いています。
この差は大きく感じますが、数字上は小さくもあります。
それは昨季の鹿島は上位陣にことごとく負けていたからです。
よく優勝を争うクラブとの試合を6ポイントマッチと言います。
自チームは勝って勝ち点3を稼ぎ、相手チームは負けて勝ち点3を得ることはできないため勝ち点6に相当するという意味です。
この試合で負けが続いたため差が広がってしまいました。
まずは2022年のリーグ上位3クラブとの対戦成績を見てみようと思います。(左が前半戦、右が後半戦)
2022年
1 横浜F・マリノス ●●
2 川崎フロンターレ ●●
3 サンフレッチェ広島 ●●
4 鹿島アントラーズ
昨季は全敗し勝ち点0です。
そして各クラブに勝ち点6を献上しています。
これではなかなか優勝争いに食い込むことはできません。
昨季の鹿島の成績はいいものとは言えませんでした。
それでも仮にマリノスに2勝、川崎に1勝1敗だったら大きく状況は変わってきます。
首位は川崎になり勝ち点63、マリノスは62、鹿島は61とかなり競った展開になりました。
実際に2強に勝てたかは別の問題ですが、上位との直接対決を制することができれば数字上の可能性は一気に高まります。
それではこれまではどうだったのでしょうか。
2005年以降Jリーグは現行の1ステージ制になりました。(2015年、2016年の2年間は2ステージ制なので除く)
そして鹿島は2007年、2008年、2009年と3度優勝しましたが全て最終節で決着が付いています。
また2005年、2013年、2014年、2017年は優勝できませんでしたが最終節まで優勝の可能性がありました。
このように最後の最後まで優勝の可能性を残していた年は上位陣との対戦結果はどうだったのかを調べてみました。
2005年
1 ガンバ大阪 △△
2 浦和レッズ ○△
3 鹿島アントラーズ
4 ジェフユナイテッド市原・千葉 ○△
勝ち点10(2勝4分)
2007年
1 鹿島アントラーズ
2 浦和レッズ ●○
3 ガンバ大阪 ●●
4 清水エスパルス ○○
勝ち点9(3勝3敗)
2008年
1 鹿島アントラーズ
2 川崎フロンターレ ●△
3 名古屋グランパス ○●
4 大分トリニータ ○○
勝ち点10(3勝1分2敗)
2009年
1 鹿島アントラーズ
2 川崎フロンターレ △●
3 ガンバ大阪 ○○
4 サンフレッチェ広島 ○●
勝ち点10(3勝1分2敗)
2013年
1 サンフレッチェ広島 △●
2 横浜F・マリノス △○
3 川崎フロンターレ ●○
4 セレッソ大阪 ○○
5 鹿島アントラーズ
勝ち点14(4勝2分2敗)
2014年
1 ガンバ大阪 ○●
2 浦和レッズ △△
3 鹿島アントラーズ
4 柏レイソル ●●
勝ち点5(1勝2分3敗)
2017年
1 川崎フロンターレ ●●
2 鹿島アントラーズ
3 セレッソ大阪 ●○
4 柏レイソル ○△
勝ち点7(2勝1分3敗)
2013年のみ最終節の敗戦で5位に転落してしまったため上位4クラブとの対戦結果を記載しました。
こうして見ると2014年以外は上位ともまずまずの結果を残しています。
2014年はガンバと勝ち点差は3でした。
そのためガンバに2勝するか柏に1勝できていれば得失点差で優勝の可能性もあっただけに残念です。
そして2007年から3連覇した3年間は毎年3勝ずつしています。
やはり上位クラブとの対戦で理想は勝ち越し、最低でも五分五分の成績には持っていきたいです。
2018年、2019年も終盤まで優勝争いのグループにはいました。
鹿島は優勝するしないに関わらず優勝争いに絡むことがほとんどです。
しかし2020年、2021年は全く絡めませんでした。
また昨年2022年も夏場に失速し優勝争いから一気に後退しました。
ここ3年は見せ場なく終わっています。
今季は攻守に戦力アップをし優勝を狙える戦力が整いました。
総合的に見ても優勝争いをするであろう上位5クラブの中には入ると思います。
後は上位陣との直接対決でどこまで勝ち点を稼げるかです。
早くも第2節で川崎フロンターレとの対戦が待っています。
川崎には2016年以降7年間で4分10敗と1度も勝てておらず悔しい思いをしてきました。
まずは川崎相手に勝利しリーグ優勝を本気で狙える雰囲気を作ってほしいです。
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