ここ数日ディエゴ・ピトゥカの周辺が騒がしくなりました。
内容は今夏にも古巣であるブラジル1部リーグのサントスに復帰するのではないかというものです。
全くのデマとも考えにくくサポーターはヤキモキした日々を送っています。
まずは7月12日にブラジルメディア「TV Cultura Litoral」がピトゥカが鹿島のクラブ内で起こった複数の出来事に対して不満を抱いていると報道します。
その具体的な内容まではわかりません。
そしてピトゥカの代理人が来日して問題解決に動いたとのことです。
これに目を付けたのがサントスです。
ピトゥカは2018年から2020年まで3年間サントスのレギュラーであり絶対的な選手でした。
ボランチながら攻撃を組み立て公式戦169試合出場11得点という成績を残しています。
サントスはそのピトゥカが抜けた後は成績が下降しています。
リーグ戦で2021年が11位で今季の2022年もここまで8位と振いません。
ピトゥカが最後に出場した南アメリカのクラブ王者を決めるコパ・リベルタドーレス2020で決勝進出したクラブとは思えない順位です。
元々ピトゥカはサントスに残りたかった気持ちがあったようですがクラブの財政難と娘への教育環境を考えて日本に来たという経緯がありました。
鹿島移籍後もサントス復帰の思いを再三語っているため相思相愛と言えます。
ただサントスは財政難で放出しており、移籍金を払うお金があるとは思えません。
最新のtransfer markt jpでは契約満了は2024年1月31日で市場価値は240万ユーロ(約3億3000万円)となっています。
そのためブラジルメディアの「UOL」では交渉は難しいと報道されています。
ただ一旦サントスへ復帰させて鹿島へレンタル移籍で放出するというプランも練っているようです。
もしこの案が本当なら相当サントスは本気ですね。
また事の発端はピトゥカとレネ・ヴァイラー監督との確執にあるとさせています。
確かに今季のピトゥカはプレー中にイライラする場面が垣間見れました。
そして怒りが爆発したのが4月2日の第6節清水エスパルス戦です。
途中交代を命じられるとピッチから出る際にベンチ前に置かれていた水の入ったペットボトルを蹴り上げます。
これが勢いよくメインスタンドに飛んでいきました。
偶然最前列の柵に当たったためペットボトルの勢いは無くなり大事にはならずに済みます。
しかしサポーターに直撃していたらただでは済みませんでした。
そして公式戦6試合の出場停止になり猛省したと思われましたが監督とわだかまりはあったようです。
さらに来週には代理人が鹿島の幹部と話し合いが持たれ移籍をさせる意思があるか確認するとされています。
そこで全てが決まると思われます。
当たり前ですがピトゥカは鹿島がリーグ戦と天皇杯を優勝する上で欠かせない選手です。
7月13日の天皇杯ラウンド16ガンバ大阪戦では途中出場からスーパーゴールでチームを勝利に導いてくれました。
試合後には「出場時間に関係なく、チームメートの助けになりたいという思いで毎試合戦っている」とコメントしています。
これが本心だと信じたいです。
我々サポーターは状況を見守ることしかできません。
ぜひピトゥカと一緒にタイトルを獲ることが実現するよう残留を祈っています。
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