9月11日は第28節アビスパ福岡戦がカシマサッカースタジアムで行われました。
結果は0−3の完敗です。
鹿島アントラーズが3点差を付けられて負けるのは昨年第29節柏レイソル戦で1−4で敗れて以来約10ヵ月ぶりの屈辱でした。
今季のワーストゲームと言っていい試合でした。
これまでホームで公式戦無敗であった福岡に完敗しダメージは大きいです。
しかもシーズンダブルを食らいました。
福岡レベルに2敗するようでは優勝は夢のまた夢です。
あまりに悲しくなる内容でした。
まずは試合を振り返っていきます。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK31 沖悠哉
DF32 常本佳吾
DF15 ブエノ
DF23 林尚輝
DF2 安西幸輝
MF20 三竿健斗
MF21 ディエゴ ピトゥカ
MF13 荒木遼太郎
MF11 和泉竜司
FW8 土居聖真
FW18 上田綺世
注目はブエノです。
鹿島復帰後初出場をスタメンで飾ります。
犬飼智也、町田浩樹のレギュラーCBが2人とも離脱中なのでここで存在感を出したい試合でした。
福岡は堅守が売りのため序盤に得点が欲しく攻勢をかけた立ち上がりではありました。
しかし主導権を握ることができず時間が過ぎていきます。
そして17分に山岸祐也のスルーパスにファンマが抜け出します。
沖も飛び出しますが一歩ファンマが先にボールに触り、倒してしまいPKを取られてしまいました。
しかし山岸のシュートは左ポストに直撃し難を逃れます。
沖もしっかりコースを読んでおり一安心でしたがその後あっさり先制されてしまいます。
26分に右の金森健志が中央にパスを出します。
これを杉本太郎がスルーし山岸にボールが渡るとすぐに左横に出しファンマが冷静にインサイドで流し込みました。
金森、杉本と元鹿島戦士にしてやられました。
41分には右サイドで金森とのワンツーで湯澤聖人が抜け出すとグラウンダーの鋭いクロスを入れてきます。
これにまたしてもファンマにダイレクトで決められます。
鹿島は前半にシュートにカウントされるものはありましたが全く相手を脅かすシーンはありませんでした。
後半は福岡が2点のリードがあるためさらに守備に重心を置いてプレーします。
そのため鹿島のボール支配率は上がりますが決定機は作れません。
ようやく62分に和泉、土居からアルトゥール カイキ、遠藤康の2枚替えで糸口を見出そうとします。
しかしその直後の64分に決定的な3失点目を喫してしまいます。
右サイドで起点を作られ金森に左足のピンポイントクロスを上げられます。
このボールを山岸にヘディングで決められてしまいました。
なぜペナルティエリア内で完全にフリーにしてしまったのかわかりません。
この後からエンジンがかかったのかようやく分厚い攻撃ができるようになります。
73分にピトゥカのミドルシュートは惜しくもバーに当たり得点はなりません。
75分にはブエノ、常本に代えてエヴェラウド、永戸勝也を投入します。
最後は82分に上田に代えてレオ シルバです。
上田はポストプレーの際に足を痛めたようで心配です。
交代直後の83分に右サイドでFKのチャンスを得ます。
遠藤が左足でいい軌道のボールを蹴るとエヴェラウドがヘディングで合わせますがGKに弾かれてしまいます。
見せ場はこのくらいで最後まで得点の可能性は低かったです。
ただ最後まで1点を返そうと戦う姿勢は見せてくれました。
しかしプレーの一つ一つがチグハグでありうまくいっていない印象です。
9月に入り公式戦3連敗となっています。
その間に得点は0で失点7と泥沼にハマりました。
さらに無観客試合は4戦4敗です。
今こそサポーターの応援が選手の力になるのではないでしょうか。
次のガンバ大阪戦は有観客での開催になりました。
どうにか浮上のきっかけになる試合をしてもらいたいです。
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