10月7日は日本代表とサウジアラビア代表のW杯アジア最終予選第3戦がキングアブドゥラー スポーツシティスタジアムで行われました。
結果は0−1での敗戦です。
これで3試合を消化し1勝2敗の勝ち点3のままです。
W杯出場を争うであろうサウジアラビアに負けたことはかなりのダメージです。
オーストラリア、サウジアラビアはともに3戦全勝で勝ち点は9になりました。
早くも2位以内に黄色信号が灯っています。
まずは試合を振り返ります。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK12 権田修一
DF5 長友佑都
DF16 冨安健洋
DF19 酒井宏樹
DF22 吉田麻也
MF6 遠藤航
MF7 柴崎岳
MF9 鎌田大地
MF10 南野拓実
FW15 大迫勇也
FW18 浅野拓磨
安定の11人でした。
試合前日に入場制限が撤廃され観客は約6万人は入っており、コロナ禍とは思えないほど完全なアウェイでした。
そんな中でも日本は引く戦いではなく前に出ていきます。
6分に柴崎が中央でボールを持つと積極的にブレ球のミドルシュートを打ちます。
しっかり枠に飛んでいましたがGKモハンメド アルオワイスの左手で弾かれてしまいます。
するとすぐさまサウジアラビアもチャンスを作ります。
12分に左サイドからのFKにアブドゥラー マドゥが頭一つ抜けて強烈なヘディングシュートを放ちます。
しかしこれはGK権田正面で助かりました。
その後は連続で日本が決定機を迎えます。
24分に自陣から冨安が左足で精度の高いフィードでを右サイドに送ります。
これにスペースに抜け出した浅野がキープしクロスを上げると南野がヘッドで合わせます。
GKに弾かれネットを揺らせませんがいい攻撃でした。
そしてこの試合最大のチャンスが訪れます。
29分に中央で鎌田のスルーパスでDFラインを切り裂きます。
そして大迫がGKと1体1になりシュートもGKに読み切られセーブされました。
DFは寄せては来ていましたが決めなければいけない場面です。
日本が決定機は多かったですが決めきれない前半でした。
できれば得点が欲しかったですがアウェイで0−0は良かったと思います。
後半はピンチから始まります。
49分に中央で柴崎がボールを奪われショートカウンターを食らいます。
最後はアブドゥルラフマン ガリーブがシュートも権田が足でセーブします。
日本は得点を狙うため59分に南野、浅野に代えて古橋亨梧、原口元気を投入します。
しかし71分に痛恨のミスが出てしまいます。
右サイドで柴崎の吉田への何でもないバックパスがズレてしまいフェラス アルブリカンに絶好のパスとして渡ります。
これをアルブリカンはドリブルし冷静に権田の足元を抜くシュートを左足で決められました。
すぐに同点を狙うため直後の72分に柴崎、鎌田から守田英正、オナイウ阿道を投入です。
その後はスタジアムの雰囲気もあり日本はほとんどシュートに持ち込めません。
91分に長友に代えて中山雄太を交代させますがすぐに試合終了となりました。
なぜ負けている状況で最後の交代がアディショナルタイムでサイドバックの交代であったのか疑問です。
3試合で2敗目を喫したため残り7試合で5勝はしないと2位以内は厳しいでしょう。
かなりストレートでの本戦出場は厳しくなったと言えます。
3位に入りプレーオフでの出場権獲得も視野に入れておいた方がいいかもしれません。
ただ何が起こるかわからないのが最終予選です。
これまでも様々な困難を乗り越えてきました。
日本はJリーグが開幕し1998年フランス大会から6大会連続でW杯に出場しています。
ここで途絶えるわけにはいきません。
ここからの巻き返しに期待しています。
そしてこの試合の敗戦の戦犯になってしまった柴崎岳もここで終わる男でないことは知っています。
2022年のカタールW杯に無事に日本が出場できることを願っています。
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