8月22日は沖悠哉の誕生日です。
1999年生まれなので23歳になります。
まだまだ若い選手です。
特に経験を必要とするGKとしては若手の部類に入ります。
これからも伸び代十分です。
沖は鹿島のレジェンドGK曽ヶ端準と同じく茨城県鹿嶋市出身の選手です。
そして鹿島アントラーズジュニア、ジュニアユース、ユースと鹿島一筋で育ちました。
曽ヶ端が引退しまた同じ地元から次の世代が出てくるのは運命的ですね。
そんな沖もプロ入り5年目のシーズンをかなり苦しんでいます。
ここまでルヴァン杯5試合、天皇杯3試合に出場していますがリーグ戦の出場は0試合です。
プロ入り3年目の2020年夏に曽ヶ端、クォン スンテからの世代交代により、山田大樹とのポジション争いに勝つとポジションを掴みました。
1993年のシジマール(清水エスパルス)と並ぶデビューから9試合負けなしというJリーグタイ記録も樹立します。
その後は1年間正GKとして君臨するも失点が続く試合が見られるようになりました。
そこで当時の相馬直樹監督はGKをスンテに戻す決断をします。
するとスンテは圧巻のプレーでそれまで不安定になっていたディフェンスラインをまとめ上げます。
そのため現在までスンテがリーグ戦でゴールマウスを守るようになり沖にはチャンスは回ってきません。
それでも積み上げた経験値は少なくありません。
これまで鹿島ではリーグ戦に出場したGKは1993年のJリーグ開幕から2022年までに10人しかいないのです。(8月22日現在)
以下がリーグ戦に出場している10人の選手になります。
曽ヶ端準 533試合
古川昌明 125試合
クォン スンテ 107試合
高桑大二朗 89試合
佐藤洋平 76試合
沖悠哉 57試合
小澤英明 22試合
佐藤昭大 10試合
千葉修 3試合
山田大樹 2試合
偉大な選手が並ぶ中で沖はすでに歴代6位の出場数を誇ります。
鹿島のGKでリーグ戦最年少出場記録は山田大樹(18歳221日)ですが沖も20歳352日とデビューは早い方です。
曽ヶ端も19歳280日と早くにデビューし533試合出場という記録を作りました。
これから再度レギュラーを奪い返し出場数を伸ばしていくと思われます。
沖は身長184㎝と近代GKとしては小柄です。
そのため反射神経が良く、元日本代表の川口能活のようなシュートストップが持ち味です。
川口も身長が179cmとかなり小柄でした。
一つのビッグセーブからチームに流れを引き寄せることができます。
見せるGKは天性のものであり、そう多くはいません。
沖は東京オリンピックの最終選考には残っていましたが残念ながらメンバー入りはなりませんでした。
しかし本来オリンピックが2020年に行われていれば候補にすらなっていなかったであろう選手が直前に一気に成長を見せました。
次はA代表しかありません。
この世代は谷晃生(湘南ベルマーレ)や大迫敬介(サンフレッチェ広島)とライバルがひしめき合っています。
ライバルに打ち勝って2026年のカナダ・メキシコ・アメリカW杯では日本代表の正GKになっていることを期待しています。
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